更年期の髪のボリュームが減少してしまう事について
更年期というのは、一般的に閉経が起こる前後5年の期間を言いますが、閉経というのは50歳ぐらいで起こるのが平均的なので45歳から55歳あたりまでが更年期と呼ばれています。
ただし、最近は生活習慣や環境が昔と変わってきているので、中には30代で閉経する人もいますから、いつごろ更年期が来るかは個人差も大きくなっています。
更年期の代表的な症状は、ほてりやのぼせなどのホットフラッシュ、極端な冷え、異常発汗、動悸、めまい、倦怠感、うつなどになります。
症状の度合いはそれぞれ異なり、起きていることも辛いというひどいものもありますし、なんとなく体調がおかしいぐらいの軽度のものもあります。
これらの症状を引き起こすのは卵巣機能の低下で、エストロゲンという女性ホルモンが極端に減少し、閉経すると分泌されなくなることが原因になっています。
エストロゲンは髪の成長期を維持するという働きも持っていて、エストロゲンが減少することで成長期が短縮され、その代わり休止期が長くなります。
そのため髪のハリがなくなって抜けやすくなったり、髪が細くなってしまうという症状が引き起こされるので、髪のボリュームがなくなりやすいのです。